境川流域散歩・覚圓坊
前記の木曽一里塚より50Mほど町田街道方向に歩くとすぐ右側に覚圓坊が見えます。寺は公園とひとつの敷地内にあるようで寺域は広いです。武相三十三観世音霊場にされている寺ですが、寺は荒れ放題で酷いものです。手水舎には水は無く、注意書きの立て札ばかり目立ち、住職は常駐しているようにはみえませんでした。寺の沿革には、”多くの人々から尊崇され六百三十余年の信仰を今に伝えています”とあるが現在ではひどい誇張となっていると思います。
以下は説明板より引用です。
吉祥山覚圓坊
宗旨 天台寺門宗
本山 大津市総本山円城寺(三井寺)
本尊 聖観世音菩薩
経典 法華経 阿弥陀経 他
木曽の観音様として古くから親しまれてきたこの寺は、もと近江国円城寺(三井寺)六百二十一坊の一寺で、康平六年(1063)円城寺第二十三代長吏覚圓僧正が同寺中の金堂(国宝)裏に開基せられ、本尊聖観世音菩薩(坐像三尺)は僧行基六十歳これを刻むと伝えられています。
縁あって観応二年(1351)武州多摩郡木曽の当地に移され、多摩郡の霞頭となり三井修験の教勢大いに振い、武相観音霊場の第三十三番札所となり多くの人々から尊崇せられ「ここぞ三十三菩提心」詠まわるに至り、信心の男女礼拝を重ね六百四十余年の信仰を今に伝えています。 武相第三十三番 木曽観音
この荒れた寺域を足早に去ることにしました。その後、カメラを見ようと「写真屋さん45」に寄ろうとしたら、店をたたんでおり良く利用していた店なので残念に思いながら家路へと着きました。
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