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戦国名臣列伝

前回感想を記した、「春秋名臣列伝」と同時発刊の本です。登場人物は、范蠡、呉起、孫臏、商鞅、蘇秦、魏冉、楽毅、田単、屈原、藺相如、廉頗、趙奢、白起、范雎、呂不韋、王翦の16人です。
 読んでいて思ったのは、まず屈原と范雎が名臣というのは自分の中のイメージとは違うなということです。
 屈原の場合、才子とは言えるものの輔相の臣とは言えないと思います。それは、追放後の漁夫との会話でも見られるし、職掌以外のことにも口出しするなどがそれに当たると思います。
 范雎は、徳には徳で、恨みには恨みでといった中国古来の考えどうりに見事な復讐を遂げた人物ではあるが、復讐の仕方が暗く、その終わりが良くないのが名臣といえるのかと思います。遠交近攻で秦の統一を早めたことは確かなのですが、最近自分の中では、魏冉という人物の再評価するべきとの考えがあるために、魏冉を失脚させた范雎には評価が辛くなってしまうのかも知れません。
 孟嘗君が載っていないのも残念です。小説「孟嘗君」で人物像は描いていますが、自分としては小説「楽毅」にでてきた晩年の孟嘗君の人物像を詳しく記して欲しかった気がします。

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