春秋名臣列伝/宮城谷昌光
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■内容紹介■
無数の国があった東周時代初頭。周の平王の東遷によって始まり、諸侯の力が強かった春秋時代に活躍した管仲、子産、晏子ら二十人
中国古代史を舞台に香気ゆたかな小説を数多く生み出してきた著者の人物エッセイ二巻が同時刊行されます。
管仲、子産、晏子、楽毅、范雎、呂不韋……。中国古代の名臣たちには、戦争の天才もいれば政治の天才もいます。命に代えて国を守ろうとした人、死を恐れず時の為政者に諫言をなした人もいます。
無数の国が乱立し、諸侯の力が拮抗していたゆえに、良い家臣を抱えた実力者が王に代わって天下を経略する覇者の時代、春秋時代。七大国を中心に始まり、魏の全盛から秦の天下統一まで続く動乱の戦国時代。覇権を求めて権謀術策が展開される弱肉強食の時代を生き抜く名臣たちの佇まいは混沌とした現代を生きる私たちの指針ともなる、凛とした潔さを感じさせます。現代人必読の書ともいえる名著の誕生です。お楽しみに!(HT)
この本はTUTAYAにいったときに見つけ、反射的に購入してしまった本です。最初この本は書き下ろしの作品集かと思いましたが、初出は「宮城谷昌光全集」からとなっています。全集は欲しいのですが高くてなかなか手を出せない自分としては購入してよかったと思います。
春秋時代の宰相を中心とした二十人が選ばれていますが、宮城谷昌光氏の小説にもまして歴史の疑問点(年代、系譜)が列挙されている感がする書き方です。
ただ、魯の臧孫達は名臣とまでは行かないような気がしないでも有りません。また、晉の士会と韓厥も名臣に含めて欲しかったと思います。
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