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2006年8月の7件の記事

読後雑感「君の居た昨日、僕の見る明日―Round‐about Runners〈4〉/榊 一郎」

不可思議な学校で巻き起こる恋と騒動と、そして切ない物語。
陰陽師見習いのアグニエシカが学校幽霊の詩月に取り込まれてから、はや数か月。なりゆきで風紀委員に立候補してみたりと、なんだかんだ言いながらもアグニはそれなりに学園生活を謳歌していたのだが。

 この巻では、新キャラとして扇町聖(女装趣味の男の子)が登場したりしています。ですがこの巻の本筋は、優樹がアグニシエカを恋人として選ぶまでの話が描かれています。
 一読した感想は、優樹の決断の幅が少なく、展開が急すぎる気がします。優樹が一般的な恋愛をしようと思えば、聖は男の子、ネレイドはアンドロイド、紅葉は妖狐、詩月は校舎の幽霊ですからツンデレのアグニシエカを選ぶしかないですから。失恋の痛手から異界に逃げてくるほどだったのですから、もっとゆっくりとした展開のほうが良かった気がします。
 次巻は最終巻ですが、一巻の冒頭にどう繋がって行くのかが興味深い所です。冒頭の話し相手は鈴乃宮学園にいた生徒っぽく無かったので。

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榊 一郎 / 富士見書房(2006/07)
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読後雑感「三国志 第二巻/宮城谷 昌光」

幼い帝を毒殺し政敵を死においやる暗澹たる人物・大将軍梁冀。後漢が生んだ悪霊のような人間を多彩な筆で描く。宮城谷版「三国志」第2弾。

 この巻では、曹操の祖父である曹騰が二度に渡って清河王の登極を阻む所から始まります。後漢の歴代皇帝は凡庸・幼君が多かったのが、衰亡した最大の原因かと思っていました。ですがもし清河王が人を見抜く目が有り(宦官を全て嫌悪するのでは無く)、登極すれば後漢王朝はもう少し延命したかと思いました。
 この巻では梁翼が暴風のように王朝に荒し廻っている様が中心に描かれています。彼のように無能な外戚が跋扈するのは儒教(家)のせいかと思いました。外戚と常に対立する宦官について、作者は宦官を必要とする体制を作った洪武帝の不明を述べていますが、宦官は皇帝に侍するものですから、宦官の暴弛は本来抑えられる物だと自分は思います。問題は、立身出世の手段として安易に宦官になるのが多かった事の方だと思います。
  終盤では曹操・劉備・孫堅ら乱世の英雄が登場し、黄巾の乱が遂に起こります。これからがようやっと本筋です。続刊に期待です。
 また、正史が元になっているので曹操が主人公のような扱いです。曹操の若年時代が描かれているので一向に構いませんが。この本を読んで昔、光栄から出た「三國志曹操伝」を久しぶりにプレイしたのですが、虎牢関の戦いで絶対バグるのだけどいったいどうしたら・・・。

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宮城谷 昌光 / 文藝春秋(2004/10/27)
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いよいよ主役たちの入場行進
始まりは正義、終わりは悪
帝室で繰り広げられる権力闘争

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読後雑感「風の聖痕(6) ─疾風の槍─/山門 敬弘」

神凪の力を見せてみろ!神凪綾乃を襲撃した一人の少年。その手には風の神器〈虚空閃〉!風術師の名門・凰一族が、なにゆえ神凪に牙を剥くのか?

 聖痕シリーズの六巻です。この巻では炎・風・水・地の四大神器が初めて揃います。
 話の粗筋としては、神器を持った各術師とのなし崩し的に三連戦、そして秘密兵器を用意した水・地術師との戦い、そして天敵が登場した所で話が完結せずに終わってしまっています。
 この巻でも、軽妙なノリの会話は全開です。なかでも、「ギ○リ」・「変態専用」・「勇ましくて雄雄しい男前な女」 などは特に面白かったです。
 次巻は後書きによると煉くんが活躍予定だそうですので、楽しみに待ちたいと思います。
 でも次巻が出るのはいつになるのか?この本が出てから10ヶ月経ちますけど、9月号のドラゴンマガジンの作家早耳情報に名が無い・・・。

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山門 敬弘 / 富士見書房(2005/10/20)
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これで長編6巻目

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黒澤映画祭!

 まちえいクラシック第5弾として、黒澤映画祭を11月4日から計10作品実施するようです。できれば全作品を観たいので、今からお金を貯めとかなくては・・・。
 尚、上映作品は以下の作品です。映画ファンであれば、観とくべき作品ばかりです。自分は「生きる」を絶対に見逃さないようにしたいです。

赤ひげ         11月4日(土)~11月10日(金)
影武者         11月11日(土)~11月13日(月)
蜘蛛巣城       11月14日(火)~11月15日(水)
悪い奴ほどよく眠る 11月16日(木)~11月17日(金)
天国と地獄             11月18日(土)~11月24日(金)
用心棒                   11月25日(土)~11月27日(月)
わが青春に悔なし    11月28日(火)~11月29日(水)
椿三十朗                11月30日(木)~12月1日(金)
生きる                    12月2日(土)~12月8日(金)
七人の侍                12月9日(土)~12月15日(金)

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読後雑感「風の聖痕(5)─緋色の誓約─/山門 敬弘」

出版社/著者からの内容紹介
ついに激突、八神和麻VS神凪綾乃

東京舞台に魔道の実験を再開するヴェルンハルト。一方、八神和麻は、彼が潜む万魔殿の情報を得るため、魔力を与えられた若者たちを狩り始める。復讐の念に捕らわれ暴走を繰り返す和麻の前に、綾乃が立ち塞がる!

 この巻は4巻からの続きの話と成っています。この巻では、和麻が復讐モードに入ってしまって大暴れしています。
 和麻を止める為に綾乃が和麻と立ち合った上に、和麻を正気に戻すことに成功します。ですが、あれだけ暴走した割には自問自答で立ち直ってしまう点は、ちょっと安易な気がします。
 他には七瀬の救出に由加里が活躍していますが、彼女は一般人の筈ですが・・・。だんだんと、一般人離れしてきた感じです。
 又イラストが本文に良く合っていて、いい感じです。漫画を連載しているようですので、今度チェックしてみようかと思います。

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山門 敬弘 / 富士見書房(2004/03/19)
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展開が強引で無理がありすぎです
過去と、未来と。

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読後雑感「ご愁傷さま二ノ宮くん/鈴木 大輔」

出版社/著者からの内容紹介
第16回ファンタジア長編小説大賞佳作!
世界各国を飛び回っている両親と放浪癖のある姉。4人家族なのになぜか一人暮らしな高校生・二ノ宮駿護のもとにとある兄妹がおしかけてくる。「いわく今日からお世話になります」。しかし二人には重大な秘密が!?

 この本は、自分が新しく読み始めるライトノベルを探していた際に、見つけ出した作品です。ドラゴンマガジンで巻頭特集を組んでいた為、まとめ買いをしてみました。
 この感想を書くに当たって、ネット上での評判を探してみると、随分と酷評が多いようです。理由としては萌え路線特化型が気に入らない人が多いようです。
 さて自分の感想ですが、この本(長編)を読んだ感想は、王道に過ぎる(少年の家に美少女がやって来る)や、萌え+エロに頼った展開に飽きる場面も在りましたが、酷評されるほどの作品では無いと思います。酷評に至ったのは、イラスト買いしたからでは、ないでしょうか?
 他にはサブキャラ(脇役)の描写が弱い(クラスメイト)と感じました、まぶらほのクラスメイト的な描写をしようとしたのかもしれませんが・・・。

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鈴木 大輔 / 富士見書房(2004/09/16)
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典型的なキャラ萌え小説が好きな人にはお勧めです。
読者の好みがすべて
これが本当に佳作かっ!?

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読後雑感「機工魔術士-enchanter(11)/河内 和泉」

晴彦VS北都、――激突!!
フルカネルリの工房から魔具を盗み出した北都。”工房に侵入したものを殺す”…そんな機工魔術士のルールがある中、晴彦は自分なりの考えで、北都と対峙する――…

 機工魔術士シリーズの11巻を読みましたので、感想を。前巻より続く北都編の続きです。
 北都は単なるガキなので、彼の言動には見るべきものの欠片も有りませんが、晴彦がどう解決するのに期待したいと思います。
 ナナエラは、どうせこんな役割ではないかと思っていましたが、やはりという感じです。もう少し意外性が欲しいところか。カリオストロは倫理観がが無く、倒すべき存在でありながら、力が有る為に主人公キャラに立ち塞がる、中ボス的存在というキャラ設定でしょうか。
 他のキャラとしては、ベルやアイの登場シーンが増えて欲しいですね。

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河内 和泉 / スクウェア・エニックス(2006/06/27)
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魅力的な登場人物たち

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