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読後雑感「三国志 第三巻/宮城谷 昌光/文藝春秋」

■内容紹介■
皇帝は自らの悪政に気づかない。官位を金銭で売り、民を死においやった。曹操の父も汚濁にまみれ栄達し、やがて息子は父から去る。
 正史「三国志」の世界を描く宮城谷『三国志』。第三巻に入って、英雄たちの真の姿を描きだす迫真の筆に拍車がかかります。
黄巾の叛乱は各地に跋扈(ばっこ)する賊軍と、それを討つ討伐軍の決起を促し、曹操、孫堅、袁紹、劉備などおなじみの軍将が戦闘を展開します。一方、野望に燃えた軍将董卓は、腐敗した朝廷政治につけこみ、少帝を暗殺、王朝を私物化。洛陽を焼き払い、長安への遷都を図ります。そして、群雄割拠の乱世にあって曹操は、鮑信とともに反董卓軍を結成し自らの道を探り続けます。

 宮城谷昌光版「三國志」の第三巻を読破したので、感想を。
 この巻の中心はやはり反董卓同盟ということになるでしょうが、演技と違い滞陣の配置場所や各太守間の仲の悪さなどにも詳しく言及しているところが、良かったです。
 この巻では戦闘が数多くなされていますが、その中でも自分は演技で言う所の汜水関の戦い?が好きです。孫堅がここまで強かったとは!ただ魯陽にいたるまでに軍糧の為もあってか無用に人を殺しているのはいただけませんが。
 4・5巻がもう出ているようなので、近いうちに読破したいですね。

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