読後雑感「風の聖痕 lgnition1綾乃ちゃんの災難/山門 敬弘」
内容(「BOOK」データベースより)
「これより第一回聖陵学園ゴーストバスターズツアーを開催いたしまーすっ!」脳天気そのものな篠宮由香里の台詞に、神凪綾乃は頭を抱えた。聖陵学園に夜な夜な出没するという人魂。理事長からの依頼により、綾乃はその夜早速、風術師で相棒の八神和麻と共に、除霊へと向かった。ところがどこからか話を聞きつけた由香里と久遠七瀬が、ムリヤリ参加を表明してきたのだ。気の抜けた二人の雰囲気にのまれ、同行を許可した綾乃だったが、これが彼女の不幸の始まりだった。表題作「綾乃ちゃんの災難」を含めた全六編で贈る、雄々しくも可笑しくて間抜けな、炎と風のエレメント・アクション開幕!「和麻の…バカァー!!」今日も神凪さん家の綾乃ちゃんの怒声が、星空にむなしく響き渡る。
「風の聖痕 lgnition2」の感想を記した後、「風の聖痕 lgnition1」の感想を記入していない事に気づいたので順番は逆になりましたが、「lgnition1」の感想を。
表題作の「綾乃ちゃんの災難」と次の「夢で逢いましょう」は、本編との関連が見られる作品です。それ以外は特にそういった縛りも無いので、著者が吹っ切れたのでしょうか(まるで無謀編みたいですね)。
特に面白かったのは、宗主のお茶目化と、書き下ろしの「綾乃ちゃんの更なる災難」での綾乃のキャサリンからの喧嘩を買う台詞でしょうか。
寝る前などなにも考えずに読むには、最適の一冊ではないでしょうか。
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外伝出るのは人気の印
これはこれで、
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