読後雑感「鋼の国の魔法戦士―魔法戦士リウイ ファーラムの剣/水野良/富士見書房」
[ 内容 ]
ヴァンの聖剣を求め、鋼の国と呼ばれるロドーリルに占領されたプリシスの街を訪れたリウイ一行。そこにはちょうどロドーリルの王女ジューネが視察に来ていた。リウイたちはジューネへの謁見を画策するが――
1/4購入、1/18読了。読後に思ったのは、意外さと勿体無いとの2点でした。
意外とは、ロドーリルという国と女王の印象の逆転です。
勿体無いとは、鉄の女王ジューネ・鮮血の将軍ヒュードという魅力的なキャラクターがいるにも関わらず(ボリュームの)薄い話となっていると感じたからです。かと言って話がつまらないという訳では無いのですが・・・。
「魔法戦士リウイ」シリーズ当初の「剣の国の魔法戦士」「湖岸の国の魔法戦士」的な濃い作品を自分は期待しているのですが、段々とボルテージが下がってきてはしないかと危惧しています。著者の作品は、「ロードス島戦記」以来読み続けてきた大好きな作家ですので、特に気になります。
それにしても、この本のイラスト(横田守氏)を見てるとライトノベル作品にイラストの効果は絶大だと感じます。
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