読後雑感「ガンパレード・マーチ全3巻/さなづらひろゆき」
人類の命運を賭けた戦いの果てに、少年と少女は何を見るのか!?
謎の敵・幻獣によって世界の大部分を蹂躙されてしまった地球。そんななか、日本は熊本県を最終防衛ラインとして幻獣の侵略を食いとどめていた。だが、兵力の損失は激しく、日本政府は少年兵たちの投入をせざるをえなくなっていた。そんな少年兵部隊のひとつ、5121小隊を舞台に物語は始まる。戦争物や恋愛ゲームの要素まで取り込んだ斬新なシステムと、奥の深い設定に支えられた独特の世界観で多くのゲームファンを魅了した、プレイステーション用SLG「ガンパレード・マーチ」。その世界を期待の新鋭・さなづらひろゆきの手で完全コミック化。唯一無二のオフィシャルコミック堂々発進!
戦争と隣り合わせの青春群像が新鮮なタッチで繰り広げられていきます。謎の敵・幻獣によって、世界の大部分を蹂躙されてしまった地球。日本政府は少年兵たちの投入をせざるをえなくなっていた。
そんな少年兵部隊のひとつ、5121小隊を舞台に、ドラマチックな物語が展開していく。鬼才さなづらひろゆきが描く待望の第2巻。最終決戦の時、来たる!
人類社会を蹂躙する謎の敵・幻獣と、それに立ち向かう少年兵部隊の戦いを描いた同名人気SLGの世界を、正面から描ききったオフィシャルコミカライズがここに完結。絶対的な戦積を誇るエースパイロットに成長した速水の力を認めた舞は、幻獣との戦いに決着をつけるべく、熊本城で敵を一網打尽にする総力戦を展開すべく動き出す。だがその影で、戦いを快く思わない幻獣共生派の陰謀が速水の親友・狩谷に迫っていた……。はたして速水と舞、そして5121小隊の面々は生き残ることができるか!?人気SLGオフィシャルコミック、堂々の完結!!
この本は現在「電撃大王」にて、ガンパレード・オーケストラを連載しているさなづらひろゆき氏の初単行本です。
自分は氏の漫画にBattle Cinder-Ellaから入りました。
ちと話が変わりますが、ガンパレード・マーチというと原作は知りませんが、当時malcolm.x氏が描いている同人誌を盛んに買っていたのを思い出しました(隆山旅館温泉組合、JO-HTB、Volunteers等)。原さんの鬼畜ネタが多かった気が。最終的には、画より文の方が好きになりましたが。
話を戻しますと、この作品はBattle Cinder-Ellaから3~5年ほど前の作品ですが、画はこの頃には既に完成されていたのかと感じました。最新作が気に入って古い作品を購入すると、がっかりすることが多々有りましたので、こんなことが新鮮に感じました。
話の流れは被験体であった速見が、官憲の追及を逃れるために軍隊内に於いて地位を得ようと入隊するものの、仲間との触れ合い、悠木映の死を切っ掛けに人間として成長していく話です。原作の流れは知りませんが、読み易く移入しやすい作品だと思いました。キャラとしては、ブータをもっと見たかった気がしましたが・・・。
あと、原作がソニー・コンピューターエンタテイメントとなっているのには、首を傾げましたが。PSゲームが原作だからでしょうけれども。元々はアルファシステムが元の筈ですから、併記するべきだったのではないでしょうか。
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