アニメ「狼と香辛料 第二幕」

　狼と香辛料　第二幕「狼と遠い過去」の感想です。

ホロの故郷へと向かう契約を交わす事になったロレンスは、彼女を乗せて馬車を走らせていた。急な雨にたたられた二人は、雨宿りのために教会を訪ねることに。外套をかぶり伴侶に成りすますホロに安心するロレンスだったが、ゼーレンと名乗る若い男が胡散臭い話を持ち掛けてくる。とある国の銀貨の価値が近々上がるというものだ。話の真偽を判断しかねていたロレンスに対し、開口したホロは？

　ロレンスとの会話よりも、蚤取りに精を出すホロは可愛さ抜群です。

 

　雨宿りの為に教会に寄る二人。
  教会内でホロはフードで耳を隠して、ロレンスの妻として振舞うことに。
　ロレンスは、ホロの裸を見るたびに赤面していましたね。

　その後ホールで、ある街で農園経営しているという夫妻と会話に。
　会話の中では、為替という商人間で使用している制度を説明しています。
　夫妻には街に寄ったら、屋敷への招待を受けます。
　ロレンスはこうやって、人脈を増やしてきたのでしょうか？

　夫妻との会話後、新米商人のゼーレンが話しかけてきます。
　ゼーレンはホロの顔を見たいと言い出し、ロレンスは焦りますが、ホロは不意に諺・詩？らしき言葉を引用して断ることに成功します。
　ゼーレンは最後に、儲け話を持ち掛けてきます。
　それは銀貨の銀含有率が増えることを利用して、現在出回っている銀貨を集め新銀貨が出回った際に他国の貨幣と交換するというものでした。

　部屋に戻った二人は、儲け話の真偽を話し合います。
　ロレンスは、敢えて儲け話に乗った振りをすることに。
　賢狼たるホロが回答するだけでなく、答えを導くための助けを為しているのが、印象的なシーンですね。

　出発前に神父と話したホロは、教会権力の強化を感じ、時の移り変わりと故郷に想いを馳せます。
　ゼーレンとは、港町での再会を約束して分かれます。

　また２人旅に戻った二人。
　ホロはロレンスを、からかい気味に、「狼が人間を襲うのは、脳味噌を喰う為だ」と話しますが、実際に襲われた事のあるロレンスは怒ってしまいます。

　長い沈黙の後、ホロは狼が森で人間を襲う本当の理由を話します。
　ホロとロレンスは、互いの立場の違いを感じつつ、眠りについたのでした。

　次回予告、「狼と商才」。