アニメ「狼と香辛料 第十三幕」
裏切られたロレンスは、なんとかホロと合流するが・・。
ホロの服を濡らさない様に抱えているロレンス。
膝を屈してまでこの仕儀を耐えたホロ。
暢気な旅に戻る為に耐えた報いが、この仕儀ということにホロは我慢できない。
そしてレメリオに裏切りの報いを受けさせると、主張する。
しかしロレンスは、リーベルト達を先に片付けるべきだと、主張。
ホロは狼の姿をしたホロと、羊飼いのノーラは敵に廻る恐れがあると指摘する。
対してロレンスは『誰かが理不尽に殺されることが分っていて、それを見過ごすことなんで出来ない』と訴え、なんとか同意を得る。
ただしノーラが敵に廻ったときは、容赦しないと・・・・。
顕現するために服を脱いだホロ。
ロレンスは促されて『ああ見事な尻尾だ』とお世辞を一言。
ロレンスを乗せて疾走するホロは、礼に”最高級の桃の蜂蜜漬け”を所望するのだった。
リーベルトがノーラに対し、ホロとロレンスは死んだと騙りを働いているときにホロが追いつく。
ホロが護衛20人ほどを蹴散らすと、リーベルトはノーラに”俺を守れ”と足掻きをみせる。
『私を守れば、300リュミオーネの報酬だ!』という言葉を添えて。
対峙するノーラとホロを見たロレンスは、飛び掛るエネクとホロに喰われるノーラを想像した。
実際に目にしたのは、跳びかかろうとしたエネクを必死に抱きとめるノーラと、ノーラを跳び越えたホロが、リーベルトを追い詰める姿だった。
幽霊だと思っているノーラに対し、狼の正体がホロだと明かす。
そして生かしておいたリーベルトから、商会が裏切ったわけを聞き出す。
というよりも、尋問の方が正しいかな?
報酬が払えなくて、このような企みを実行したのだという。
レメリオ商会の裏切りには、相当の復讐が必要だと考えているホロに対して、
ロレンスは『物事には沢山の終わらせ方があるだろうが、明日に繋がる物を選択したいじゃないか』と主張し、ホロをなんとか説き伏せる。
これにはノーラも同意なようです。
それにしても、こういう時のロレンスが格好が良いのぉ。
ホロの同意を得たロレンスは、ノーラに提案を行う。
金を密輸するかどうかは、ノーラに決めてもらうこと。
ただし密輸をすれば、儲けでレメリオ商会が救えるという言葉を添えて。
しかし実の所はノーラに話したのとは違い、600ではなく100ミュリオーネ分の金しか無かった為、密輸しないとどうにも生らないのだった。
レメリオと面談した(縛り上げた上で)ロレンスは、密輸に成功したら500リュミオーネで買い取ってくれと脅す。
即金で500も払えないと話すレメリオに対し、
10年間の借用証書をローエン商業組合宛てに書かせる。
これでレメリオ商会は、借金を踏み倒すことが出来なくなった。
このやり取りのシーンは、原作と随分違いますね。
ホロが立ち会ってないのは、いいとしても・・。
レメリオの心情(再起が図れることに対しての感謝)を描いていないのは、ちょっと納得しがたいね。
これではロレンスが、単なる人の弱みに付け込むのが得意という描写にしかならない気がします。
ロレンスがローエン商業組合で換金し、ホロと合流するとホロは質問をしてきた。
『わっちが犬と小娘に向き合った時、どちらの名を呼んだのか』
それに対しロレンスは時計塔の下で、『お前の名を呼んだ』と答える。
賢狼ホロはたちまち嘘を見破る。
見破られたロレンスは覚えてないと言い切り、ホロを呼んだという推論を話す。
『お前の名前が少しだけ短いからだ』と。
その答えに怒り心頭なホロ。
本気でそう思っているのが、余計にいけないらしい。
ホロはノーラが来たのを見計らって、もう一度呼べと求める。
対してロレンスは、時計塔の音で誤魔化したのだった。
くしゃみよりも、鐘の音で誤魔化したというのは、良い変更ですね。
このシーンで、電車がホームを通過する時に、喋っている振りをするという遊び(ネタ?)を思い出しましたよ。
最後にきちんと「ホロ」と呼びますがね。
ノーラに、『2人ともお幸せに』と云われて赤面する2人。
仲の良いお二人さんでした。
EDは主要登場人物の、その後を描いていました。
今回が最終回だったわけですが、いやー良作でした。
原作を壊していませんでしたし。
原作2巻までを描いていましたが、是非、続きを描いて欲しいですね。
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