アニメ「true tears １３話」

　true tears　１３話「君の涙を」の感想です。

理解される喜びも、信じられる喜びも、愛される喜びも、人との係わりの中でしか得られない。恋はドラスティックに人の内面を曝け出す。真の自分を知った彼らは、招く結果に関わらず、もう一度大切な人と真っ直ぐに向き合うことを選ぶ。一度は雪で覆われた大地を、春の訪れが再び開放するように、眞一郎はホントに全部ちゃんとできるのか？

	true tears vol.1 監督:西村純二 出演:高垣彩陽 石井真 名塚佳織 井口裕香 吉野裕行 リリース:2008-03-25 価格:￥ 3,990 ランキング:74位 おすすめ度: 在庫状況:通常24時間以内に発送 Amazon.co.jp で詳細を見る a4t.jpで見る
powered by a4t.jp

　木から飛び降りた（飛ぼうとした）乃絵ですが、雪のお陰で骨折で済んだようです。
　乃絵は、『何も知らないから、傷つけてた』と自分を責める感情があるようです。

　木から飛び降りたから、７年くらい寝たきりになってしまうかと心配しましたよ。

　比呂美も”私のせい”と、自分を責めていた。
　
　乃絵は眞一郎の踊りを見て行動したのだが、比呂美からすれば別れる際に掛けた言葉のせいだと、感じるのも無理ないかな。

　『あんたの言うとおり、あんたのこと好きじゃなかった・・・、これっぽっちも』

　と発言して純は去りますが、ここまでの言葉で訣別する必要があるのか？
　若さゆえの残酷さといったところか。

　眞一郎は祭のお陰で、ヒーロー扱い。
　そこに比呂美が現れて、自宅にご招待。

　眞一郎と三代吉の仲は、良いままのようでよかったねぇ。

　眞一郎を家に呼んだ比呂美は、手管を使ってアピールします。
　そして『嫌いにならないで』と。
　眞一郎に嫌われたくない為に、普段と違ってしまったようです。

　眞一郎の前話での行動を見れば、表面的には乃絵を選んだと見られても仕方が無いめんがあるしね。眞一郎くん、君が説明しないせいだぜ。

　フェーダウェイシュートは個人練習でやっても意味ないような？
　ただの暇つぶしでやっているんでしょうけどね。

　眞一郎は、親父にどんなときに泣くかを聞く。
　答えは『心が震えたとき』だそうです。

　眞一郎も突然だな～、邪険にせず答えられる親というのは結構凄い事なんじゃないかと自分は思います。アニメだと言われれば、それまでですけど。

　さっき別れたばかりの比呂美が、眞一郎の家に来ます。

　『みっともないなって・・・、こんな自分嫌なの』
　『だから』
　『ううん、ずっとあなたが好きだったから』
　『諦めたりしたくないから』
　『その代わり、邪魔するのも嫌だから』
　『ちゃんと、ちゃんと向き合って欲しいの』
　『私とも、石動さんとも』
　『向き合って眞一郎くんが出した答えなら、私ちゃんと受け入れる』

　『うん、待ってる』

　比呂美の覚悟（想い）を告げに来たのでした。

　眞一郎は乃絵に描き上げた絵本を、乃絵に見せようとしますが。
　心を閉ざした乃絵と押し問答になってしまい、”じべたが飛ばないことを選んだ海に”絵本を棄てにいくことに。

　画を紙飛行機にして飛ばしていると、乃絵が松葉杖を片手に現れる。

　そのころ比呂美の部屋に、眞一郎の母が訪れる。

　『待つのって、体力いるのよね』
　『ありがとうございます』

　ママは比呂美を応援しに、部屋を訪れたようです。

　それにしても２人は、随分仲良くなっちゃったね。
　散々、いびっていたのに・・・。

　なにか、えろい事でも始めたのかと思いましたよ。
　多分、差し入れを食べたことを表したかったのでしょうけど。

　絵本を読み終えた乃絵に、眞一郎は語りかける。

　『俺、比呂美が好きだ』
　『わかってるわ』
　『でも絵本が描けたのは、乃絵が居たからだ』
　『踊ることが出来たのは、乃絵が居たからだ』

　『眞一郎が、私を飛べるって信じてくれるそれが私の翼 』

　眞一郎の語りを理解し、励まされた乃絵は一人で病院へ戻っていく。
　眞一郎の歌を口ずさみながら。
　眞一郎もまた、自分の想いを口ずさむのだった。

　眞一郎は部屋を訪れるが比呂美の姿は無く、探しに出ると竹林（思い出の場所？）に比呂美は居た。
　そして眞一郎は、自分の想いを告げる。

　『つきあおう』
　『いや』
　『これからはずっと、隣に居るんだし』
　『プロポーズみたい』
　『まだつきあうのＯＫした訳でもないのに』

　”君の涙を、僕は拭いたいと思う”
　”今の僕には、それが出来る”

　各々のその後が描かれます。

　乃絵は雪が無くなり、眞一郎が石で告白した残骸を見詰めています。
　その瞳からは、失くした涙が・・・・。

true tearsも最終回を迎えました。
クオリティの高い正統派なラブストーリー（学園物？）でした。
自分はキャラクター原案を、上田夢人氏が務めているというだけで観始めましたが望外の出来だったと思います。
ＥＤの纏め方も、一番良い形（正統派）だったのではないかと。
ただＥＤで出てきた３人娘の中で、愛子ちゃんだけが・・・。