アニメ「とある魔術の禁書目録 第8話」
とある魔術の禁書目録 第8話「黄金練成」の感想です。
三沢塾に囚われた少女の名は、姫神秋沙(ひめがみあいさ)。上条がファストフード店で出会った少女だった。ステイルとともに侵入した三沢塾のロビーには、甲冑を着た死体──ローマ正教の一三騎士団の遺骸があったが、生徒たちはまったく気に留める様子がなかった。ステイルいわく「コインの表と裏」のように、表の住人である生徒たちが、裏の住人である外敵の存在に気づかないよう、結界が張られているのだという。結界を破るには、魔術の「核」となる物を壊すしかない。表の世界に影響を及ぼせない上条たちは、苦戦を強いられる。そのとき、生徒たちの無機質な視線がふたりを捕らえ、その口が呪文をつむぎ始める──。
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ホールで、ローマ正教十三騎士団の死体を見つけた二人。
死体が在っても塾生が騒ぎ立てないのは、建物内部が『コインの表・裏』の様な構造になっているかららしい。
当麻が裏側からでも、外に電話が通じるか試して見ると・・・。
『ひゃい!こち、あの、こちらIndex-Libror――じゃないっ、カミジョウです、あのはい!』
と取り敢えず、繋がる模様。
インデックスと会話する当麻に、呆れてみせるスティル。
そんな彼に当麻は、『妬いてるの?』と切り返すが・・・。
スティルは、”彼女の相棒(パートナー)に成ろうとした人が居た”という返答を返してきた。
その言葉に当麻は、インデックスが求めているのが・・・『記憶を失う前の自分』である事を再確認した。
食堂に入った2人は、裏側に居て感知されないはずだが、表側に居る塾生達に注目された。
そして、詠唱が始まる。
『『熾天の翼は輝く光、輝く光は罪を暴く純白―――』』
『『純白は浄化の証、証は行動の結果―――』』
『『結果は未来、未来は時間、時間は一律―――』』
『『一律は全て、全てを創るのは過去―――』』
『『過去は原因、原因は一つ―――』』
『『一つは罪、罪は人、人は罰を恐れ―――』』
『『恐れるのは罪悪、罪悪とは己の中に―――』』
『『己の中に忌み嫌うべきものがあるならば―――』』
『『熾天の翼により、己の罪を暴き内から弾き飛ぶべし―――!』』
彼らは表に紛れ込んだ、警報装置の様なもの・・・。
レプリカ版『グレゴリオの聖歌隊』に対する、スティルの秘策とは?
”幻想殺し”たる上条当麻を、囮に使うことでした・・・。
当麻が逃げた先には、丸眼鏡の少女が。
彼女の口からも、呪文が紡ぎ出される。
『罪を罰するは炎。炎を司るは煉獄。煉獄は罪人を焼く為に作られし、神が認める唯一の暴力――』
『暴力は死の肯定。肯定は認識。認識は己の中に。中とは世界。自己の内面と世界の外面を繋げ』
彼女は呪文を紡ぐにつれ、自分の体を傷つけるが詠唱は止めない。
ついに呪文の途中で、倒れてしまった。
倒れた彼女を抱き抱え、窮まった当麻。
しかし彼を取り巻く球体は、床に落ち霧散した。
驚く当麻の前に現れたのは、囚われの”吸血殺し”姫神秋沙だった。
アイキャッチ。
『核』を破壊したスティルの、元にスーツ姿の痩身の男が現れた。
『自然、『偽聖歌隊』を使えばどこに潜んでようが『核』の元まで誘き出せるとは思っていた』
『当然、侵入者は2人だった筈だが・・・。現然、貴様の使い魔は『偽聖歌隊』に飲まれたか?』
彼こそが、錬金術師アウレオルス=イザード。
寮にいたインデックスは、当麻の電話での応対に不自然さを感じる。
不審を覚えたインデックスが部屋を出ると、そこには配してあった『ルーンの刻印』が。
姫神秋沙の手当てのお陰で、丸眼鏡の少女は一命を取り止めた。
その手際に上条当麻が驚いていると、彼女は再び『魔法使い』と名乗った。
魔法のステッキと称した、警棒を取り出して・・・。
当麻は外へ出ようと姫神秋沙を誘うが、彼女は”ここでなければ出来ない目的”があると答えた。
普通の人間と何も変わらない吸血鬼を、殺さない為に錬金術師と共闘しているのだと言う。
それに対し当麻は、”これ以上間違えさせる事なんて出来ない”と述べたとき、彼が現れた。
『必然、私の何処が、取り返しのつかないと語るか?』
現れたアウレオルスに詰め寄る当麻だが、錬金術師の言葉でそれ以上近づけない。
『これ以上、貴様はこちらに来るな』
アウレオルスに斃されそうになるも、姫神秋沙に庇われ、そして記憶を奪われてしまう。
記憶を奪われた二人は、ある公園に居た。
しかし偶然、幻想殺しを頭に当てた事で記憶が蘇えった。
そしてスティルにも、幻想殺しをぶち当てて記憶を戻させてます(意趣返しもついでに)。
流れを辿って来たインデックス。
塾内に入り込み、アウレオルス=イザードの手に落ちてしまう。
記憶が戻った二人は、本物の『グレゴリオ聖歌隊』の聖呪爆撃によって倒壊する三沢塾を見る。
しかしその直後に巻き戻されるように復元した建物を見て、アウレオルス=イザードの力の慄くのであった。
今回は原作が、随分改変されてましたね。
偽アウレオルスが出てこないというのが、最大のものでしょう。
当麻は全く会っていませんし、本当はスティルが遭遇したのが偽者の筈ですが、どうやら本物に変わっているようです。
また原作ではスティルは記憶は消されたものの、建物の中に居たのですが、それも当麻と一緒に外へと、変えられています。
それもこれも塾生たちが、偽者によって黄金へと変えられてしまう表現を憚ったからかな~と思いました。
自分は原作尊重派(このアニメに限らず)ですが、この改変は良かったのではないかと・・・。
ただ姫神秋沙の出番が、一層少なくなるのが不憫ですが・・・。
次回予告『吸血殺し』。
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