読後雑感「三国志 第八巻/宮城谷昌光」
著者の歴史観には、今まで幾度も蒙を開く思いがしてきましたが(夏姫春秋・奇貨居くべし)今作でも。
曹操・劉備の大物が亡くなっていく中で特に異彩を放つのは、なんと言っても関羽の死です。
関羽の死は理想と離れた劉備と違い、理想(美学)を求め劉備(蜀)と共闘出来なかったという事にあるという著者の展開には、うなづけるものがありました。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 感想『海の御先 6 文月晃』(2009.12.06)
- 読後雑感「三国志 第八巻/宮城谷昌光」(2009.11.25)
- 書籍「孟嘗君と戦国時代」感想(2009.10.25)
- 購入品「プラナス・ガール/松本トモキ」(2009.09.09)
- 書籍「購入品」(2009.09.06)
「宮城谷昌光」カテゴリの記事
- 読後雑感「三国志 第八巻/宮城谷昌光」(2009.11.25)
- 書籍「孟嘗君と戦国時代」感想(2009.10.25)
- 師表「子産(下)」(2009.07.15)
- 師表「太公望/宮城谷昌光」より(2009.05.22)
- 書籍「三国志 第七巻/宮城谷昌光」感想(2009.05.07)