カテゴリー「師表」の6件の記事

師表「子産(下)」

おそらく子孔はひとのために働いた事は、いちどもないであろう。
国民のために働く事をしない宰相が不要であるのは、鄭ばかりであるまい。

   ― 子産(下) P191 ―

子皮は家臣の尹何という者に采邑を治めさせようとした。
この人事を子産に話したが『少し、いまだ可否をしらず』と、辛口を向けた。
子皮は尹何をかばう説明をした。

 『愿(すなお)であり、わしは彼を愛している。わしを裏切るようなことはしない。かれを往かさせて学習させれば、かれはいよいよ政治というものを良く知るであろう』

それを聞いた子産は、すぐさま『それなら、だめです』と断定し、理由を述べた。

 『わたしは、学びてのちに政(まつりごと)に入る、と聞いた事がありますが、政をもって学ぶ者のことは聞いた事がありません。もし、どうしてもそれをおこなわせれば、かならず損害が生じます。たとえば狩猟のようなものです。射と御に習熟していれば、獲物がありましょう。いちども車に乗って射と御をおこなったことのない者は、失敗と転覆を懼れて、獲物を思うゆとりがあるものですか』

   ― 子産(下) P336 ―

 【子産】を読み返していて、今の政治状況を現す文面と感じたので書き出してみました。
 前半は首相に、後半は宮崎県知事に当てはまるのではないでしょうか?

 特に知事は任期途中で県政を放り出し、裏取引で国政に進出しようとしているいかがわしさを抜きにしても、大学で得た知識のみをもって県政にあたっているのですから国政に出るには経験不足で、国に損害を与えるものといえます。

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師表「太公望/宮城谷昌光」より

人にはいえぬ哀しみを越えてゆくのが、人生である。

              ~「太公望」中巻P412より~

『自分を冷静に省るのはよいのですが、萎縮してはなりません。
人はめぐりあう人によって大きくも小さくもなります。
大きくなりたかったら、自分より大きな人にぶつかってゆかねばなりません。
おのれの形を棄てるのです。
形をもったままぶつかってゆけば、その形は毀れましょう。
が、形のない者は、毀れるものがないのですから、恐れることはありますまい』

               ~「太公望」中巻P427より~

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師表「子産(下)」より

 知ろうとしている者がいう、知らぬと、と
 知ろうとしていない者がいう、知らぬ、とはちがう。

      ――― 子産(下) P68より ―――

 子羽が子産を評した言葉。

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師表「春秋名臣列伝」

 『陰徳有る者は、必ず陽報有り。
   陰行有る者は、必ず昭名有り。』
                      <P175 淮南子>

 楚の蔿艾猟の逸話を説明するときに、必ずといって引用される文。

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師表「重耳(上)」より

『おこなうことが、どんなにむずかしくても、
いまは郭偃のことばをおぼえ、くりかえして自分でいってみよう。
そのうちに身につくだろう。』
                 <重耳(上)P180/宮城谷昌光>

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師表「子産(下)より」

 今回新設したこのカテゴリーは、書より気に入った一文を記して見たいと思います。
 ただし訳は、無しです。

 『生は敬戒にありて、富に在らざるなり』 -子張-

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